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安心してサボれる会社

事業のこと

昨日から北海道の浦河にある
「ベテルの家」にフィールドワークで来ています。

一緒に学ぶ仲間に「廣田さんはどうしてきたの?」
と聞かれるたびに直感と勢いできた側面も多いので、
うまく説明できないなとかおもいつつ
僕の中でキーになりそうなことは
「多様性とは何か?」だったので
そんな事をお伝えしたりしていました。

ベテルの家には
・降りてゆく生き方
・勝手に治すな自分の病気
・偏見差別大歓迎
などのユニークな経営理念があります。
その中でも僕の中で謎すぎだったのが
「安心してサボれる職場づくり」でした。

これは絶対に完全理解して帰りたいと思っていたので
代表の向谷地さんに
「これって文字通りサボるだけじゃないとおもうんですが、
どんな背景があるんですか?」と質問したんです。
そこで話してくれたことは、僕の理解だと
パタゴニアの「社員をサーフィンにいかせろ」と
通じるものがありました。

つまり単に信頼関係や相互理解もなく、
「サボっても人間だよね」というな人間の側面を捉えただけの言葉ではなく
ベテルの場合 特性上仕事を続けるのが困難なら
その事を伝え互いを理解し、安心してさぼれるような
そんな関係性を作ろうよ
(+どうせサボるのが人間だよね!というようなユーモアもありつつ)
そんなスローガンだったんです。

そのほかにも当事者研究の現場をみさせてもらうことで
たくさん学んだことがありました。

特にゲットイットでも障がい者雇用を10年近く続けておりますが、
「障がいがある」前提があったことで、理解や接し方で対応できた側面もありますが、
それゆえに見落としてたこと特に可能性の部分については
同じような障がいをもった方々がうちのIさんよりも
よく喋って、よく笑って、自分自身を語ってどうどうと活躍する場面をみることで
あらためて気づくこともありました。

事業も組織も日本にはとっても素敵な会社がたくさんあります。
そういう会社からもっともっと学んで、自分達でも実験し、研究して
ゲットイット流で実践したいぜ。改めてそんなことを考えた旅でした。

廣田優輝

廣田 優輝

1980年生まれ。東海大学在学中にゲットイットを創業。当初はリユース機器のネット販売が中心だったが、法人ニーズに着目し、保守サービス等も手がけるようになった。「社員とその家族の幸せ」にフォーカスしたユニークな経営を志し、「第6回ホワイト企業大賞」特別賞を受賞。趣味はワインとサーフィン。ベーシストとしてメジャーリリースも経験。

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